追分小学校3〜6年生を対象に、14名での開催(15:45〜17:15)となりました。
追分児童館職員の方々と事前講習・打ち合わせを実施できたため、開始前の会場設営などの準備もスムーズに行っていただき、予定通り開始することができました。
ビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」をベースに開発されたRobo Blocks(ロボブロックス)を使用して、Pepperにプログラミングしていきます。
はじめに
RoboBloksの画面の説明だけを行い、まず 動きのブロック を一つだけ組むことにして、さっそくタブレットに触ってもらいました。Scratchなどプログラミングに触れたことのある子ども多く、各班(3〜4名)で助け合いコミュニケーションを取りながら自主的に進めてくれました。
”楽しさが伝わるように、興味が発展するように、サポート”
触るとすぐに、子どもたちから「ああしたい、こうしたい、こうしたらどうなるの?」が、次々に溢れ出してきました。
画面上のバーチャルロボットの段階では、思うことを何度でも試して何度でも失敗しても良いということと、本物Pepperを動かす時の違い(危険・注意点)について伝え、 しゃべるブロック を追加して、各班それぞれに思い通りの制御に取り組んでもらいました。
ヴァーチャルロボットでの制御を大人たちと確認したあと、いよいよPepperにアプリを送信して動作の確認です。
様々な理由から、理想や予想した動作との違いが生じます。(Pepperに近づきすぎたため安全センサーが作動して大きく動かない。作成したアプリが更新されていない。などなど)
”→プログラム作成→バーチャルロボットでの確認→ロボットに送信→Pepperでの動作確認→問題発見→チームでの問題解決→”
この流れを掴んだあとは、各班で自由にプログラミングしながら、反復することでRoboBloksの操作を覚えていきました。
操作と注意点についてすっかり覚えた後半は、 回転するブロック と ○回繰り返すブロック を使用して、”Pepperをその場で2回転させる”、”繰り返すブロックを使用して1回転させる”ミッションに取り組んでもらいました。
各班お互いの発表をみることで、ミッションクリアに対するアプローチ(プログラムと動作)の違いや多様性を敏感に感じ取り、その違いについて自発的に発言を交換してくれていました。
最後は、その日使った全てのブロックを組み合わせて、各班の発表会を行いました。繰り返すブロックを使った早口言葉など楽しい時間となり、その日の成果を確認しながら素晴らしい発表をしてくれました。
次回に向けて
”第2回のテーマは、Pepperと触れ合います”
第1回では、人間がプログラムしたものを一方的にPepperに動作させました。第2回では、Pepperのセンサー(目や耳や触れる)を使用し、その反応を合図にして、動かしたりしゃべらせたりする制御に挑戦したいと思います。自分たちのアクションをきっかけにPepperが動き出すので、より現実的なコミュニケーションが体験できます。
おわりに
班分けのメンバー構成や設備の準備など、万全を尽くしてくださった追分児童館の職員方々に感謝いたします。安平町教育委員会の方も最後まで熱心に参加していただきありがとうございました。2回目以降もより楽しく学ぶことができるよう準備を整えて行きたいと思います。よろしくお願いします。